過去ログ - 梓「君にしか聞こえない」
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127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/13(火) 18:50:12.80 ID:DxpWShSbo
梓(出て、お願い……唯先輩……早く!)

 prrrr……がちゃっ

唯『あれれ?あずにゃんどったのー?私に会えたんじゃなかったの?』

梓『すいません……どうしても先輩に伝えたいことがあったので』

唯『伝えたいこと?なになにー?』

梓(ここで唯先輩を待ち合わせ場所に来させず帰らせれば先輩は助かる……でもどうやって)

梓(急用が出来た?それともやっぱり元の待ち合わせ場所にしてもらう?いや、なんか不自然だ)

梓(そうだ!先輩を怒らせてわざと嫌われるように仕向ければきっと帰ってくれるはず!)

唯『どうしたのあずにゃん。さっきから黙っちゃっててさ』

唯『あーっ!そうかぁ、もしかして苦情の電話?想像してた人と違いました!とかだったりしてー』

 ここで会ってみてガッカリしたから帰って欲しいって言えば不自然さは残らず帰らせることが出来る!
 そう閃いた私は「そうですよ」と言おうとしたが……

梓(待った!ここでうまく行けば先輩は死なずに済むけど、今度は私が死んじゃうかもしれない……先輩は私を助けて巻き込まれるんだから、そうなると私が助かる道がなくなる)

梓(それにあの人は勘がいいから私の言動に異変を感じてかえって逆効果になるかもしれない。だったら……どうしよう……)

梓(考えろ!考えるんだ私!唯先輩があの場にいなくて済んで私が事故にあわない方法を……!)

唯『あのーあずにゃん?さっきからどしたの?なんか変だよ』

 いくら考えても答えが出ない、唯先輩を8時30分頃にあの場から遠ざける方法が。
 しばらく考えてみて今度はある発想を思いつく。

梓『すいません唯先輩、1つ聞きたいんですけど』

唯『なになにー?』

梓『今先輩どんな手段でこっちに向かってるんですか?』

唯『ふぇ?なんでそんなの聞くの?』

梓『いいからとにかく答えてください!時間がないんです!』


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