47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/09/11(日) 19:00:33.81 ID:JLg6k+zEo
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梓「そうだったんですか。唯先輩とは幼馴染だったんですね」
和「ええそうよ。あの子は昔っから本当に変わった子でね……はい、お茶」
梓「ありがとうございます」
和「いきなり私の家にやってきて浴槽を捕ってきたザリガニで一杯にしたりとか、家庭科の授業で班でタコ焼き作る実習の時にもタコ担当の唯がタコ忘れてきててタコ無しタコ焼き食べるハメになったりとか……」
梓「色々とすさまじい人だったんですね」
和「そうよ。まだまだ一杯あるけど聞いてみる?」
梓「いえ……もう十分です」
和「そう、でもね……確かにあの子と一緒にいると色々あるけど、何があっても1度として嫌な気になったことはなかったわね」
和「不思議と許せちゃうんですもの、あの笑顔を見ると、ね」
梓「そうですね、私も今まであの人といて同じような感覚になりましたね。悪気がないせいで怒る気にもならないっていうか何というか」
和「唯は中学まで何もやってこなかったわ。まあそれにも理由があるんだけど。でも本人は高校生になったら何か新しいことをしたいって言ってたの」
梓「そういえば前にそう話してくれた事がありました。何ていうか、部活の話をしてる時の唯先輩、すごく楽しそうな雰囲気でした」
和「そうね……軽音部に入って本当に変わったと思うの。自分を受け入れてくれる友達とギー太ができたって喜んでたもの」
梓「ギー太?」
和「ああ、唯のギターね。あの子、物に名前付ける癖があるのよ」
梓「唯先輩のセンスが分からない……」
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