100:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:44:27.38 ID:c+cJj/BG0
和「唯、無理をしなくてもいいのよ。また、落ち着いてからでもいいから、今日の所はゆっくり休みなさい」
和が諭すように言う。
梓「そうですよ。唯先輩。何時でもいいですから」
梓が和に続き、そう言って頷く。
憂「お姉ちゃん。みんなもそう言ってくれているんだし、今日の所はもう休んだ方が良いと思うよ?」
憂も姉の身を案じて三人に同調する。
唯「ううん。お願い、今話させて……今話さないと、逆におかしくなっちゃいそうなんだ……」
唯が首を横に振りながら言う。
和「……そう。いいのね、唯?」
和が確認を取ると、唯が「うん」と、頷く。
憂「の、和ちゃ…さん!」
憂が和に抗議しようとする。しかしそれを唯が手で制止する。そして妹に向かって「憂、おねがい」と、懇願する。大好きな姉にこうまでされたら、妹は流石に引き下がるしかなかった。
そして、唯はその憔悴しきった顔を上げる。
唯「あのね…私……」
一瞬の躊躇の後、唯は意を決して、皆に告白する。
唯「私、あの世界で、律っちゃんを斬っちゃったんだよ……」
と……。
そして、唯は律の遺品であるカチューシャを四人に見せる。
予想だにしなかった唯の告白と律の遺品に、彼女を除く三人にかつて無い程の衝撃が奔った……。
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