101:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:49:20.53 ID:c+cJj/BG0
和「……つまり、こう言う事ね……」
憔悴しきった顔で泪を零しながら、それでも懸命に皆に話す唯を、真剣な表情(かお)で一言一句聞き逃すまいと傾聴していた和は、唯の話を頭の中で反芻し、まとめ上げる。
和「唯が跳ばされた場所に偶然、律がいた。律はやはりスターターで、性格もすっかり変わってしまっていて、極めて好戦的になっていた。渋谷の事件も自分が犯ったのだと、悪びれもせずに、何でもない事の様に認めた。その律をこの世界に戻す事は出来ないし、その彼女を元に戻す術も見つからず、彼女と戦うしか選択肢は無かった」
和「だから唯は律と戦い、そして唯は勝った……こんな感じでいいかしら?」
和の確認に唯はこくんと頷く。
和「唯…辛かったわね……」
和は友人(りつ)を失ったショックを抑え込んで、唯の肩に手を回して、優しく抱き締める。
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