117:こーじろう侍[sage saga]
2011/10/18(火) 00:01:07.90 ID:ZIrBlb1D0
<――――――――っく!!>
和は戦慄する。ジーニアスの能力(ちから)はこの世界に於いては全くと言っていい程に発動させる事は出来ない。言うなれば出せたとしてもほんの僅かな残滓だけだ。
だが、澪の『残滓(それ)』は、それだけでここまでの影響を及ぼしたのである。これだけで、彼女のジーニアスがどれだけのモノかという事が判る。
<唯のバカっ!あなたは、本当に…本当に…優し過ぎる……>
和は、奥歯を噛み締め心底無念そうに心の中で呟く。これでは憂に顔向けが出来ない。
澪「唯。ありがとうな【教えてくれて】。じゃあな」
澪【また、今度な】
澪が様々な感情(おもい)の混在した笑みを浮かべると、騒然としパニック状態に陥った教室を悠然と退出する。
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