129:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/24(月) 10:59:40.70 ID:SwfAnpwf0
和「……確かに現状を知りたいという気持ちは有るし、必要な事とは思うけど、やっぱり一人でって言うのは危ないわ。それでも行くと言うのなら、私も付いていくわ」
和は少し思案した後、首を横に振り代わりに対案を出す。
唯「そうだよ、あずにゃん。行くならみんなで行こうよ、その方が良いよ」
唯も和に同調し、憂も彼女の言葉に頷く。だが、梓は彼女らの意見に首を横に振った。
梓「さっきも言いましたけど、やっぱり一人の方が良いと思います。私のジーニアスは素早いのが取り柄ですし、何かあった場合はすぐに逃げられますから」
梓は更に力を込めて説得する。確かに出来れば戦いは避けたい。心に傷を負っているであろう唯もいるから尚更だ。梓もそう思ってこんな事を言い出したのだろう。和はそんな事を思いながら、ちらっとその幼馴染の顔を見る。
唯はとても心配そうに梓を見ている。その心はとても弱っていて、尚更、不安に感じるのだろう。気丈そうに振る舞ってはいるがそんな唯の顔を見るだけでそれ位は直ぐに判ってしまう。
和<こんな状態の唯を絶対に戦わせてはいけない>
………………………。
和「分ったわ。中野さん。だけど、絶対に無理はしては駄目よ。特に澪やムギを発見したらすぐに戻って来る事。いい、絶対にこの二人には見付からない様にね」
和「あと、そんなに遠くにには行かない事。この周辺だけでいいからね。分ったわね」
和は更に少しの間思案した後、梓の提案を受け入れる事にした。
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