143:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/31(月) 08:25:28.63 ID:M5quxBE00
自分の至らなさ、不甲斐なさにこの世から消えて終いたくなる。大丈夫と皆に言って、半ば強引に出て来たというのに、よりにもよって最も遭ってはならない者の一人に、それもこっちは気付かずに相手に見付けられてしまうなんて言う醜態を晒してしまった。こんな事では、恥ずかしくてとても唯達に顔向けなんて出来ない。
紬「まあいいわ、梓ちゃん。ねぇ、折角この世界で逢えたのだもの、折角だから、ちょっと唯ちゃん達の処まで案内してくれないかしら?私もこの世界で唯ちゃん達に逢いたいし、何よりも澪ちゃんが唯ちゃんに逢いたがっていたから……律っちゃんの事できっちりと御返しがしたいって、ふふふ」
紬が事も無げに、にこやかな表情で梓にお願いをする。その言葉がどういう意味を持つのか、それが判らない紬ではない。彼女は全て解って言っている。彼女は明らかにこの世界を、この状況を、律の事も含めて愉しんでいる。そして、梓達を完全に見下している。
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