過去ログ - 和「ジーニアス?」
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188:一年中が田上の季節[saga]
2011/11/28(月) 01:57:11.91 ID:LTcGETgD0


 唯「の〜どかちゃ〜ん」

 どこぞの三世の様な口調で、赤ら顔の唯がぴょ〜んとダイブするかの勢いで、和の左胸の辺りに抱きついて来る。

 和「ちょっ、唯っ?どうしちゃったの!?ね、ねぇ憂、ちょっと唯を何とかしてっ」

 和が唯にぎゅ〜っと抱きつかれながら、切羽詰まった声で憂に助けを求める。

 だが、憂は和の救援要請に応ぜず、唯と同じ様に顔を朱に染めながら、どこかきらきらした瞳(め)で二人を上目遣いに何処か羨ましそうに見つめていた。

 そして和の声に何かのスイッチが入ったのか、和を助けるどころか唯と同様、ぴょ〜んと飛び掛かる様に、唯とは反対側に和に抱きつく。

 憂「えへへ…のどかちゃ〜ん」

 憂はそのまま和に抱き付いていると、彼女の右胸辺りを頬ずりさせる。

 和「こ、こらっ。もう憂まで…ちょっ、そ、そこは…らめ…」

 和はぴくんとしながら非難の声を上げるが、姉妹はお構いなしに抱きついたまま離れようとはしなかった。

 和「ふぅ…もうしょうがないわね……」

 和は艶の入り混じった溜息を吐きながら、それでも今日は彼女達の好きにさせてやろうと、何とか手を回して缶ビールに口を付ける。独特の苦みに慣れてきた気がして、ふとテーブルを見てみると、もう既に缶ビールやチューハイ、カクテルの空缶が七缶程転がっていた。







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