過去ログ - 和「ジーニアス?」
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97:一年中が田上の季節[sage saga]
2011/10/12(水) 08:33:41.92 ID:c+cJj/BG0


 和「唯!」

 和がはっと気付いて、唯の両肩を掴む。唯は力無く笑うとそのまま倒れ込む様に、和にその躯を預け、そして、ダムが決壊したかの様に、今まで堰き止めて来た泪を嗚咽と共に溢れさせ流していく。

 憂「お姉ちゃん……」

 憂は思いのままに和の胸で泣きじゃくる姉を見て、この世の終わりかと言うかの様に、顔が蒼白になり、堪らなくなって自身もじわっと泪が溢れて来る。

 姉の見た事も無い姿に、動揺し、気が動転していた。梓も予想だにしなかった唯の様子に、如何したら良いのか判らずに言葉も出ない状態だった。

 和「こんな所に居るのもなんだから、取り敢えず、平沢家(なか)に入りましょう」

 和がそれでもどうにか自身の気を落ち着かせて、未だに放心状態の皆にそう促す。その言葉を受けた梓が、和と共に唯を支え、憂を言葉で宥めながら四人は平沢家の中に入っていった。


 


 




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