188:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:36:09.40 ID:kE/gwPSmo
26
「妹よ、いらっしゃい。お姉ちゃん怒ってないから」
「ほんと？」
189:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:37:12.37 ID:kE/gwPSmo
27
―――カレー完成―――
「出来たわよ。いらっしゃい」
190:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:38:22.50 ID:kE/gwPSmo
28
お姉さんが僕を座椅子に座らせる。
「だるいだろうけど、動かせないことはないはずよ」
191:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:39:39.97 ID:kE/gwPSmo
29
僕はいつもの倍以上の時間をかけて食事を終えた。
志乃は給湯室で食器を洗っている。
「やればできるじゃない」
192:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:40:54.89 ID:kE/gwPSmo
30
「今、何時ですか」
時計を探すが、この部屋には見当たらない。
193:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:41:48.02 ID:kE/gwPSmo
31
志乃が和室に戻ってきた。
「ありがと、妹。あなたも聞いておきなさい」
194:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:42:36.93 ID:kE/gwPSmo
32
「私は殺し屋よ」
吹き出しそうになったがこらえた。
195:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:43:29.07 ID:kE/gwPSmo
33
「俺たちにできるようなことですか？」
「依頼人についた呪いを知らせるから、それの発信源を探すの」
196:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:44:26.35 ID:kE/gwPSmo
34
「大丈夫よ。妹は彼を信じてるでしょ」
志乃は答えない。ちょっと照れたように体を動かす。
197:1です。 ◆CIZA6sfEUc[saga]
2011/09/25(日) 23:45:24.19 ID:kE/gwPSmo
35
お義姉さんは行ってしまった。
ここはオフィス街だ。
きっと何本か離れた通りの繁華街や駅前をうろつくのだ。
夜の街をさまようお義姉さんの姿を想像して、今度は、少しだけなら吸わせてあげてもいいと思った。
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