過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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604:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[sage saga]
2012/08/13(月) 01:19:19.00 ID:auHrhOoAO


「隙あらば、すぐにいじわる言うんだもの……」

 と、キュートにご立腹なマミを堪能しつつ、紅茶を啜る。

 うん、おいしい。 時間を掛けて、じっくりと味わって、しっかりと飲み込んだ。

「でも、どうして、その話を私にしようと思ったの?」

 思ったことを素直に尋ねてみる。 すると、マミの表情がやや暗くなった。

「ほら、あれよ……、こんなことをいつまでも気にしてたら良くないじゃない。 だから……」

「だから、何?」

 つい、突っ込んでしまう。 問い詰めることはしたくないのに、何故か自分を止められない。

 観念した、という様子を上手く顔つきに滲ませつつ、マミは息を長く、ゆっくりと吐いた。

「この話をするのは初めてだ、って言ったでしょ? だから、その……、鹿目さんは知らないの。 このことを知らないの」

 久しぶりに彼女の口から、『鹿目さん』、と出てきた。 聞いた瞬間、ちくりと身体の一部が痛む。

 多分、表情に出ていたのだろう。 気まずそうに、マミも黙り込んでしまった。

「……恥ずかしかったから?」

 ある程度時間を置いて、彼女に訊いてみる。 声に感情を込め過ぎないよう、気をつけて。

 問い掛けに対して伏し目がちに頷き、マミは明らかにつくり笑いとわかる笑みを浮かべた。

「ごめんなさい、マミ」

「どうして、ほむらさんが謝るの……?」

 彼女の不安そうな問い掛けを受け、息を飲み、出来あがった構文を頭の中で打ち出して、きっちりと再確認する。

「さっきの話、『大した内容じゃないな』、ってちょっと思っちゃったから。 わざとらしく聴こえるかもしれないけど、貴女にとって、大事なことだったのよね」

「そ、そんな……、やめてったら……」

 くすぐったそうに恥ずかしがるマミの姿を見て、こんなシリアスな時にも係わらず、可愛い、と思ってしまった。

 すると、彼女の表情が瞬時に険しくなる。 何故だろうか?

「ねえ、ほむらさん……、謝った直後にニヤつくのは流石にどうかと思う」

「ごめん、ホントごめん」

 まったくだ。


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