過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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ほむマミ派
◆CuwcoLXTJ2
[sage saga]
2012/08/13(月) 01:24:13.96 ID:YnyWui8Qo
ただ、ひたすらに謝罪を繰り返した。 それほど怒っていたわけではなかったらしく、マミはくすりと軽く笑う。
「ほむらさんはどうだった? 一人暮らしが長かったでしょう? 教えて欲しいな」
もともとが臆病だったので、致命的な忘れもの、といった経験は記憶にない。 都合よく忘れているだけかもわからないけれど。
「そうね……、私が十四になって、学校にも少しずつ慣れてきた頃にはあったかもしれない……」
マミのスタイルを踏襲し、目を細めて、彼女には見えないものを見据え出した。 実は私にだって、何も見えていない。
ただ、思い出した。 あの頃のことを、ぼんやりと。
「英文の和訳の宿題をね、機械翻訳にかけ忘れたことがあって、そういう時に限って、授業で最初に当てられちゃって……」
「あらら」
マミが程良いタイミングで合いの手を入れてくる。
「正直、その時の私にスムーズな解答は期待されていなかったから……、目線を下に落として、『あの、あの……』、で乗り切ったわ」
「……おしまい?」
「ええ、おしまい」
「なんていうか、こう……、もっと恥ずかしいエピソードとか、ないの? 思い出しただけで悶絶しかねない、とびきりのやつ」
マミは不満そうだ。
「そう言われても、『あの、あの……』、が結構万能なカードだったから……、マミいわく、ピュアほむら、の頃は」
「……ふーん、なんだかつまらないわね」
ひどい言われようだが、彼女の気持ちが理解出来なくもなかったので、私は何も言い返さず、次を考えた。
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