過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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605:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[sage saga]
2012/08/13(月) 01:24:13.96 ID:YnyWui8Qo


 ただ、ひたすらに謝罪を繰り返した。 それほど怒っていたわけではなかったらしく、マミはくすりと軽く笑う。

「ほむらさんはどうだった? 一人暮らしが長かったでしょう? 教えて欲しいな」

 もともとが臆病だったので、致命的な忘れもの、といった経験は記憶にない。 都合よく忘れているだけかもわからないけれど。

「そうね……、私が十四になって、学校にも少しずつ慣れてきた頃にはあったかもしれない……」

 マミのスタイルを踏襲し、目を細めて、彼女には見えないものを見据え出した。 実は私にだって、何も見えていない。

 ただ、思い出した。 あの頃のことを、ぼんやりと。

「英文の和訳の宿題をね、機械翻訳にかけ忘れたことがあって、そういう時に限って、授業で最初に当てられちゃって……」 

「あらら」

 マミが程良いタイミングで合いの手を入れてくる。

「正直、その時の私にスムーズな解答は期待されていなかったから……、目線を下に落として、『あの、あの……』、で乗り切ったわ」

「……おしまい?」

「ええ、おしまい」

「なんていうか、こう……、もっと恥ずかしいエピソードとか、ないの? 思い出しただけで悶絶しかねない、とびきりのやつ」

 マミは不満そうだ。

「そう言われても、『あの、あの……』、が結構万能なカードだったから……、マミいわく、ピュアほむら、の頃は」

「……ふーん、なんだかつまらないわね」

 ひどい言われようだが、彼女の気持ちが理解出来なくもなかったので、私は何も言い返さず、次を考えた。


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