過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
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606:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[sage saga]
2012/08/13(月) 01:33:54.73 ID:auHrhOoAO


「あとは、そうね……、調理実習の時に、命を削るような思いで調味料を計った、とか、それくらいかしら。 自分でも驚くくらいに、手がぷるぷるしてた」

 それを聞き、「大袈裟」、とマミが面白そうに笑う。 彼女がそう思うのなら、それはそれでよい。 特に共有すべき感覚だとも思わない。

 あの時、一番輝いていたのは美樹さやかだったような記憶がある。 何故、彼女はあの手際を日々の業務に活かせないのだろうか。

「なんか、あれね。 ほむらさんは自分を晒すのが好きじゃないのね。 ……まあ、私も人のこと言えないけど」

 しみじみとマミが呟いた。

 晒すほどの自分がない、という返答が頭の中に浮かんだが、口にはしない。 どう考えても、ポジティブな発言には成りえないからだ。

「そうかもしれないわ。 やっぱり、恥ずかしいのは嫌だし……、マミに釣られただけで、わざわざ自分から披歴したりはしないわね」

「それだと、まるで私が悪い、って言われてるみたい」

 ニヤニヤしつつ、意地悪を言うマミ。

「違う。 どうして、そう捉えるのよ……」

「冗談よ」

 あっさりとそう言って、また楽しそうに笑いだした。 溜め息をつきたくなるのをぐっと堪え、私も調子を合わせて笑う。

「ふふっ、さて、今日は料理をする気がまるで起きないんだけど、ほむらさんは、お夕飯、何が食べたい?」

 ほんの少し考える。 思いついたが、気に入って貰える可能性は限りなく低い。

「……ぺディグリーチャム」

「ふざけてると本当に用意するわよ?」

 一息で言い切られた。

 彼女はきっちり頬を膨らませ、ぷんぷんしている。

 再度、『ぷくーっ』、が見られて、密かに満足だけれど、これ以上は本気で怒らせかねないので、マミに何を食べるか相談を持ちかけた。


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