過去ログ - マミ「鹿目さん、私のご飯は…?」まどか「昨日食べたでしょ」モグモグ 分岐ルート
1- 20
637:ほむマミ派 ◆CuwcoLXTJ2[saga]
2012/11/02(金) 21:59:54.48 ID:GlYSRWMPo





「あぁ……結構本気で苦しかった……もう歳かしらね……」

 五分も経つと、先ほどまでの苦しみはどこへやら、けろっとした顔で、マミが過ぎ去った時間を懐かしんでいた。

 お互い意味もなくタイルに座り込んだ状態になってしまっていて、次への取っ掛かりが失われた状態である。

「あのね、マミ……」

「やめて、説教とか。 おばさんくさいわ、今のほむらさん」

「お、おば……」

「良い経験を積んだと思えばいいじゃない。 生憎、私はほむらさんのような虚弱体質じゃないんだから」

 えへん、と言わんばかりにマミが得意気な表情をつくる。 言いたいことは山ほどあるけれど、彼女の笑顔には敵わない気がして、全てを飲み込んだ。
 代わりの一言が見つからず、しばらく黙りこんでいると、マミが私を見ながら、なんともいえない悪い笑みを浮かべている。

 どうしてだろう、嫌な予感しかしない。

「『ごめぇん、マミィ、ごめぇーん』」

「…… 一応、念の為に訊くけれど、何のつもり?」

「似てた?」

「期待に沿えなくて申し訳ないけど、ぜんっぜん似てないわ。 三点」

「四点中?」

「違う。 一万点」

「限りなくゼロに近い三点ね、それ……」

「ええ、そうね」

 二人して同時に笑った。 お互いの笑顔がお互いをほっとさせる。 そうであって欲しいと、心の底から願う。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
678Res/502.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice