過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/31(月) 01:39:44.44 ID:liDrNwkZo

 その場に留まる面々に別れを告げると、ステイルは一人歩き始めた。
 電子タバコを噛み締めつつ、懐から杖の絵柄が刻まれたタロットカードを取り出す。

ステイル「魔術師が……」

 彼の隣を一匹の使い魔が通り過ぎた。
 突風が生じて、彼の法衣が風にはためく。
 遅れてやってきた土煙が彼の身体を包み込んだ。

ステイル「殺すしか能のない力が……」

 断続的に放たれていた砲撃がぱったりと途絶える。
 “魔女の誘導”という、最大の役目を終えたからである。ここから先はステイルの仕事だ。

ステイル「穢れの象徴でしかない異能が……」

 間を置いて、傷一つないワルプルギスの夜が空中に浮かび上がった。
 ステイルは魔女から見て右手側に佇む『神の如し者』と対峙する。

ステイル「救いをもたらすことだってあるってことを、教えてやろうじゃないか」

 カードを高々に掲げた。

ステイル「さぁ、始めるぞ」

 ステイルが電子タバコを噛み砕いた。
 それが合図となって、ステイルの身体に仕掛けられた“術式”が解除される。

 ただの人間には分不相応な、膨大な魔力が彼の身体から溢れ出した。


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