過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/08(火) 01:40:16.93 ID:X/EtjjWKo

――三〇秒がこれほどまでに長く感じたのは、多分今日が初めてだろう。

 マミの姿をした使い魔が繰り出す銃撃を紙一重でかわしながら、ほむらは歯噛みした。
 反撃に転ずることが出来ない。
 正確には、反撃に繋げる糸口がつかめない。

ほむら(一度ペースを掴まれてしまった私のミスね……)

 そんなことを考えていると、突然マミが動きを止めた。
 ほむらが怪訝に思う間もなく彼女は両手を広げてリボンを生成。
 あっという間に巨大な拳銃型の武器を作り出し、自身の背後に出現させた。

ほむら(あれは……?)

 威力こそ高そうだが、距離が遠すぎる。
 拘束無しであんな物を食らってやるほど自分はノロマではない。
 所詮は偽者、紛い物。巴マミほどの戦術眼は秘めていないのかもしれなかった。

ほむら(避ける必要もないわね)

 拳銃が火を吹いた。砲弾は大きく逸れて、ほむらの真横を通り過ぎるコースにある

ほむら(ここから反撃に打って出るべきでしょうか……ん?)

 マミの姿をした使い魔が歪な笑みを浮かべていた。
 まるでイタズラが成功した時の子供のような、無邪気な笑みを。
 なにがおかしい? そんな疑問を抱いた、その時。

 使い魔が放った『炸裂弾』が、文字通り炸裂してほむらの身体を吹き飛ばした。

ほむら「くううっ――!?」

 砲弾が盾のある左方向で炸裂したのは不幸中の幸いだったと言えよう。
 それでも炸裂弾の破片は体中の至る所を掠め、彼女の体力を確実に奪った。

ほむら「聞いてないわよ、こんな技があるなんて……!」



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