過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/21(月) 01:05:30.37 ID:T5W1IwwWo

杏子「バカヤロウ!」

 慌てて彼女の近くに駆け寄り、彼女の後ろ側から伸びる槍の刃先でリボンを刈り取る。
 リボンは激しくのた打ち回り、やがてぱらぱらと分解して魔力の粒へと姿を変えた。

杏子「なんだこりゃあ……魔法? にしちゃあ生物的っていうか……ほむら!」

ほむら「だ、大丈夫よ。へいき、へいきだから……つうっ!」

 嘘つけ、と怒鳴りそうになったのをこらえて、杏子は彼女の肩に目をやった。
 無理やり骨と肉を押しのけられたせいで、傷口は醜くはれ上がり、潰れかけている。

杏子「治癒魔法かけろよ、このままじゃ身体が持たないぞアンタ!」

ほむら「……グリーフシード、もうないのよ……ソウルジェムにも余裕がないの。ごめんなさい」

杏子「あーもう、だったら早く言えよな! ほら!」

 杏子は懐から取り出したグリーフシードを彼女のソウルジェムに押し当てた。穢れが取り除かれていく。

ほむら「これはあなたの分でしょう?」

杏子「ストックにはまだ余裕あるし、アタシは治癒魔法苦手なんだよ。さっさと回復しな」

 投げやりに言うと、杏子は槍を逆手に構えて油断なく目を凝らした。

 先ほど巴マミの使い魔を撃破した辺りから、禍々しい魔力が垂れ流しになっている。

ほむら「……おそらく相手は、リボンの姿をした巴マミの魔女よ!」

 用心深く近づいていく杏子に、方を治療するほむらが声をかけた。
 まったく、第二ラウンドがあるなんて。
 心のうちで愚痴を吐き捨てると、杏子は姿勢を低くした。



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