過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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431:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/29(火) 02:35:47.66 ID:4wKwex/4o

まどか「……理由は?」

まどか「みんなが傷付いてるのに、わたしだけここに閉じ込められて、ただ嵐が過ぎるのだけを待つ理由は?」

まどか「ママは分かってない! ワルプルギスの夜は、すっごく強いの!」

まどか「もしみんながダメで、どうしようもなくなったら……わたしが行かなきゃ、ダメになるの!」

まどか「もしうまくいっても、わたしはここで守られるだけで終わりたくなんてない! みんなのそばにいたい!」

 こんなに声を荒げたのは、もしかすると生まれて初めてかもしれない。

 初めての相手が自分の母親になるなんて思いもしなかったけれど。
 それでも口は動くことをやめない。喉は音を出すことをやめない。
 母の瞳をまっすぐに見据えて、まどかは叫ぶ。

まどか「それでもどいてくれないっていうなら……教えてよ」

まどか「ママがそこをどけない理由。わたしが外に出るのを止めるだけの理由を!」

――そんなことを吐き捨てたのは、頭に血が上っていたからだろうか。

 荒げた声は御しきれず、あふれる感情の奔流は果てなく流れ出ていく。

 そんなまどかの言葉を真正面から受け止めた詢子は、静かに眉をひそめる。
 悲痛な表情の中に怒りの色を窺わせた彼女は――



詢子「テメェが、アタシの娘だからに決まってんだろうが……!!」



――その目に涙を浮かべていた。


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