過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)[saga]
2011/11/29(火) 02:37:52.55 ID:4wKwex/4o

 全身を震わせるまどかのそばに、すっとキュゥべぇが歩み寄ってきた。

QB「泣いたって、状況は何も変わったりはしないよ」

 この場には不釣合いなほどのよく澄んだ、まともな正論だった。

QB「それにね、僕らの基準で考えてみると、確かに君の母親は非常に理不尽な提案を申し出ているように思えるけど」

QB「それが一人の人間として――いや、君の母親としてのものだと考えると納得がいかないわけでもないんだ」

 個の価値観や感情を理解しないはずのキュゥべぇにしては、珍しく人間寄りの意見だった。
 いや、違う。
 彼が言いたいのはそういうことじゃないはずだ。

QB「……説得するのは諦めて、別のルートを模索したほうが良い。その方が効率的だからね」

 結局そんなものだ。
 涙を拭いながら、いつもと変わらぬ彼の様子に半ば呆れる。

まどか「……そうだね」

詢子「まどか?」

 言って分からない、叫んでも分からないなら、別の方法を探すしかない。

 そう思い、身体を後ろに向けようとするまどかの背中に向けて、後ろから声が掛かった。

「やっと見つけましたよ、鹿目まどか……ったく、手間がかかるったらありゃしねーですね」

まどか「っ――アニェーゼさん?」



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