過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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(神奈川県)
[saga]
2011/12/04(日) 02:03:02.67 ID:ng8U45Dwo
ほむら「……愚者はどっちかしらね」
キリカ「織莉子を愚弄しないでくれるかな!」
キリカの鉤爪が左腕を切り裂いた。
すぐさま痛覚をコントロール、失われた血液を魔力で補う。
ほむら「こんなことをしても何の解決にもならないわ。これでは誰も救えない!」
ぴくりと、織莉子の肩が揺れ動いたのをほむらは見逃さなかった。
ほんの一瞬の揺れは時間と共に大きくなり、次第にがくがくと揺する形へ移行していく。
白い魔法少女はおかしくてたまらないという風に帽子を手に取り、その頬を怪しく吊り上げた。
笑っているのだ。
織莉子「分かっていないわ、あなた。まるで分かってない」
くつくつと、喉の奥を鳴らすようないびつな笑い方。
まるで壊れたブリキ人形がカシャカシャと動いてるようだ、とほむらは思った。
織莉子「これが一番犠牲の少ないやり方で、これが最良かつ最善の、世界救済の方法よ」
織莉子「たとえ私とキリカが死のうとも、これで世界は救われる!」
どうやって救うというのだ――そう疑問を投げかけようとしてほむらは舌を噛んだ。
次いで頭の中が揺さぶられて、時間の感覚さえ失ったかのような錯覚を覚える。
懐にもぐりこんできたキリカの掌底が顎をクリーンヒットしたのだ。
意識が刈り取られなかったのは不幸中の幸いと言えるかもしれない。
ほむら「っ……ステイルたちと協力すれば、あなたたちが死ななくても……良い未来が掴めるはずよ」
頭の中を行き交う膨大な情報は、果たして身体を回復させるための反射的なそれからか。
それとも織莉子を揺さぶり、キリカを揺さぶることを見つけようとするそれからか。
そんなほむらのダメージを察しているのかいないのか、織莉子はその表情に悲哀の色を混ぜ込んだ。
そして告げるのだ。
織莉子「魔術師(かれら)では、世界は救えないわ」
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