過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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[saga]
2011/12/04(日) 02:04:10.87 ID:ng8U45Dwo
未来を見通す力を持った彼女の言葉はあらゆる推測よりも現実味を帯びている。
その未来は不確かで可変なれど、しかし未来であることに変わりはない。
それゆえに、ほむらは信じたくなかった。
ほむら「救えるわ、彼らと一緒なら、きっと!」
織莉子「神裂火織」
あまりにも唐突な切り出し方に呆気にとられながらも、
ほむらは顔面に叩き込まれようとしていた斬撃を寸でのところで回避する。
織莉子「シェリー=クロムウェル、天草式十字凄教、アニェーゼ=サンクティス、スマートヴェリー」
織莉子「そしてステイル=マグヌス」
織莉子の表情にべったりと張り付いた笑みは、あまりにも痛々しかった。
現実に対して絶望し、しかし希望を諦めていないようで、自身の無力さを把握しているようなそんな笑みだ。
織莉子「彼らはこの戦いで皆死ぬわ。私もキリカも、美樹さやかも、あなたも、最終的には鹿目まどかも」
とくん、とくんと規則良く波打っていた心の音が、急速に速まっていく。
織莉子「それでも、世界は救われる――ねぇ?」
織莉子「あなたは天使を見たことがあるかしら? 黄色いわっかに白い翼、白い髪に紅の眸を持つ天使を」
壊れている、と切り捨てることは容易い。
しかしほむらは見ている。知っている。確かに地上に君臨した青と緑と赤の天使の存在を。
だから彼女は否定できない。
織莉子の、悲しい希望に縋りつくような言葉を否定できない。
織莉子「私は見たわ。地を砕き天を割る天使が、ワルプルギスの夜を切り伏せる姿を!」
織莉子「私は識(し)っている!私たちという犠牲を乗り越えて、世界は救われるということを!」
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