過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/26(月) 22:46:25.05 ID:2kYXaSMso

――バンッ! と音を立てて部屋の扉が開かれた。
 床に腰を下ろしたまどかは力なくそちらへ首を向ける。
 そこには汗を滝のように流し、よれよれの制服を乱して荒々しく肩を上下させるほむらがいた。

ほむら「まっ……まど、ま……どかぁっ!」

 酸素を欲しがる体を抑え付けるように襟元を握り締めて、彼女はなんとかまどかの名を口にしようとする。
 その様子を見て、まどかが苦笑を浮かべながらほむらに手を振った。

まどか「落ち着いてほむらちゃん。はい、深呼吸しようね」

ほむら「はぁ、はぁ……し、しんこ……きゅー?」

まどか「うん、ほら。ひっひっふー、ひっひっふー。」

ほむら「……それはラマーズ呼吸よ」

まどか「そうだっけ? てぃひひっ!」

ほむら「はぁ……」

 元気に笑うまどかを見て自身の取り越し苦労だと気付いたのだろう。
 彼女はばつの悪そうな表情を浮かべると、大きくため息を吐いた。

ほむら「なんにしても、あなたが無事でよかったわ」

まどか「えへへ、ほむらちゃんは心配性さんだね」

ほむら「心配して当然よ。もしまたあなたを失ってしまったら……」

 ほむらの表情に陰りが生じる。
 慌てて立ち上がると、まどかはほむらの傍に歩み寄って、彼女の双肩に両の手を置いた。

まどか「ごめん、大丈夫だから安心して。ね?」

ほむら「……ええ」



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