過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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592:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/01/17(火) 01:38:47.91 ID:NBEw0/VLo

 ――舞台は見滝原に戻る。

建宮「ああそうだほむほむ。お前さんに渡すものがあったのよな」

ほむら「率直に言うけどほむほむはないわ……」

建宮「ええっ!? マジ引きは悲しいのよ!?」

ほむら「いいから早くそれ渡しなさい。私は暇じゃないわ」

 俺っていつもこんな扱いなのよな……とぶつくさ続ける建宮から何枚かの文書を貰い受けると、
 ほむらは手ごろな瓦礫を椅子代わりにして腰を下ろし、ざっと目を通した。
 そしてすぐに両目を見開く。

ほむら「これは……どこで手に入れたの?」

建宮「新たなる光――って言っても分からんよな。尻尾生やしたレッサーは覚えてるか?」

建宮「そいつがついさっき現れてな。それをお前さんに渡すよう頼まれたわけなのよ」

ほむら「そのレッサーはどこに?」

建宮「知らん。元々あれとは指揮系統が違うのよな。あれはローラ=スチュアートに雇われてるような物だし」

 ローラ=スチュアート……
 たびたび耳にする人物の名を噛み締めながら、ほむらはふたたび文書に目を落とした。

 そこにはソウルジェムの仕組みと契約行為の仕組みに関する情報が記載されていた。
 どうして願いを叶える事でソウルジェムが生まれるのか、願いは一回しか叶えられないのか、世界の歪み、etcetc……
 レッサー、いやローラという人物はなぜこれを自分に?

 その意味を読み解こうと首を捻るが――残念ながら時間がない。
 視界の端でぞろぞろと人が集まり始めたのに気付き、文書を盾の中に押し詰める。

 考えるのは後にしよう――



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