過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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681:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:33:06.47 ID:ccjk56WPo

「……情けない」

 慌ててそれらを盾の中に戻し直す。
 そしてきちんと中身を整理しながら、ほむらは盾の中からいくつかの資料を取り出した。
以下略



682:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:34:24.17 ID:ccjk56WPo

 ぱらぱらと資料を読み漁り終えてから一息吐く。
 それから軽く眉根を指で押して、目の疲れを取り除く。

 因果が上乗せされないとか、感情図が素質に影響するとか、魂が防壁を作り出すとか歪んだ世界とか……
以下略



683:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:35:22.81 ID:ccjk56WPo

 彼女の願いはいつも通りなら上条恭介の左手の完治。
 今回の世界では使い魔に襲われた少女の治癒。
 それはすぐに叶えられた。知っている。そんなことは分かっている。

以下略



684:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:36:16.63 ID:ccjk56WPo

「どんな願いであれ、それが条理にそぐわなければひずみが生じたるのは当然よねぇ?」

 語りながら、ローラは“爆心地”へと目を向けた。

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685:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:36:53.25 ID:ccjk56WPo

(なんかもー疲れたのよな……こりゃあ堕天使エロメイド・真打ver姿の女教皇様を拝まんと……)

 そんな煩悩と共に、同時に今月の小遣いどうしようか、などと考えていた建宮は、

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686:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:37:40.91 ID:ccjk56WPo

「――白状しましょう。流石のわたしも、こればかりは気付くのが遅れたるわ」

 ほ、と息を吐き出す。
 爆心地から浮かび上がったワルプルギスの夜を見て、ローラは軽く首を鳴らした。
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687:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:38:08.35 ID:ccjk56WPo

 なぜ巴マミは魔女化した。

 暁美ほむらがステイルと和解しかけた矢先に、絶望したのだ。
 彼女には彼女なりの事情があったのだろう。そこに彼女の意思があったことは何一つ否定しない。
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688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:38:36.31 ID:ccjk56WPo

「参ったな。流石の僕も、こればかりはどうしようもない」

 そんな諦めにも似たステイルの声をほむらは聴いた。
 ほむらは一度かぶりを振って顔を上げる。
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689:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:39:29.21 ID:ccjk56WPo

 あんな別れ方をしておきながら、こうするしか方法が無かったと諦めて。
 それで情けなく彼女に慰めてもらうしかないのか。

(違う、何かあるはず。これを私に届けたローラ=スチュアートの真意は何? 考えなさい――!)
以下略



690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:40:32.12 ID:ccjk56WPo





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691:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/11(土) 03:41:00.43 ID:ccjk56WPo

「そうだね、ローラ=スチュアート。君の出した答えは、僕らが出したそれとほぼ一致するよ」

 ふたたび訪れた沈黙を破ったのは、白の獣だった。

以下略



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