過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/03(月) 02:24:22.55 ID:i7VUGE2Eo

ステイル「……少し待ってくれ」

 袖口から携帯電話を取り出すと、対ワルプルギス用の準備をしているシェリーを呼び出す。
 彼女はいつも通りの気だるそうな口調のまま電話に出た。
 だがその声調は長くは続かなかった。
 今起こった現象を事細かに報告すると、彼女は声を荒げた。何かを打ち砕く音が聞こえる。

シェリー『考えられない事態じゃなかったのよ! ただ上手く行ったから、違う、私たちの慢心だよクソッタレ!』

ステイル「落ち着け。何がどうなっているのか説明してくれ」

シェリー『……美樹さやかはそこにいるか?』

ステイル「……ああ」

シェリー『外させろ』

ステイル「……すまない、スピーカー状態にしてしまっていてね。本人は聞く気満々のようだよ」

 意地でも話を聞く、と言わんばかりにステイルの腕にしがみつくさやかを見ながら、ステイルはため息をついた。
 電話の向こうでふたたび何かが砕ける音がする。オイルパステルだろうが、はたしてあんなに砕いて平気なのか?

シェリー『……少なくとも魔女にはならないわ』

ステイル「どういうことだ」

シェリー『これ以上は、今の段階では言えない。魔法を使ったらダメだって伝えとけ』

ステイル「……分かった、じゃあ切っおいなにをしている! 話せばっ……つうぅ!」

 がぶり! という効果音が聞こえてきそうなくらいに、さやかが腕へと噛み付いた。
 たまらず右手を振り回すが、その隙に携帯電話を奪われてしまう。君は獣か。


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