過去ログ - 唯「レトリック?」梓「文章の書き方みたいなものです」
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(埼玉県)
[saga]
2011/09/20(火) 01:03:00.51 ID:5Wr0UCaz0
梓「それでは始めさせていただきます」
第一章 わかりづらい文章とは
私は鈴木が小林が中村が死んだ現場にいたと証言したかと思った。
梓「上はわかりづらい文章を説明する時に多く例にされる文章です」
梓「ちなみに、元の文章から更にわかりづらくするための修正を私自身が施しましたので、章終わりまでの宿題にします」
梓「上の文章で読み取れるものはせいぜい『私は思った』ぐらいでしょう」
梓「その認識で問題ありません。この文章は私以外の全員が『死んだ』に掛かる状態にあるからです」
梓「また、現代に多い『精神分裂病的な文章の読み方』をすれば『私は自分が死んだ現場に鈴木が小林が中村がいたと証言したかと思
った』などと読むことも可能です」
梓「この文章の問題点は『主語と述語が離れている』ことが原因です」
梓「これを意味の通りやすい文章にするには、まず主語と述語の関係を正しくします」
私は思った/鈴木が証言した/小林が現場にいた/中村が死んだ
梓「以上の4つのセンテンス(まとまり)に分けてようやく状況がわかりました」
梓「しかし、これを並べ替えてもまだ意味が通る文章にはなりません」
梓「二つ目の問題点は『修飾する側とされる側の関係が曖昧』だからです」
梓「修飾とは『物事に文章上の特徴を与えること』です」
梓「例えば、『花』という物に『きれいな花』『小さな花』と説明をつけることが修飾です」
梓「文章中で主語ではない修飾語の人物がいます。それは中村です」
梓「つまり『中村が死んだ現場』と中村は『現場』を修飾する言葉なのです」
梓「あらためてセンテンスを整えます」
私は思った/鈴木が証言した/小林がいた/中村が死んだ現場
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