過去ログ - 唯「レトリック?」梓「文章の書き方みたいなものです」
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(埼玉県)
[saga]
2011/09/20(火) 01:04:26.79 ID:5Wr0UCaz0
私は思った/鈴木が証言した/小林がいた/中村が死んだ現場
梓「中村を若干遠ざけたのは、中村がセンテンスとして別物になったからです」
梓「中村は現場とくっついたことで、修飾語になりました」
梓「最終的な文章はこのようになります」
中村が死んだ現場に小林がいたと鈴木が証言したのかと私は思った。
梓「あくまでも言葉の順序を入れ替えただけですので、まだわかりづらい点はあります」
梓「三つ目の原因は『助詞が連続している』ことです」
梓「助詞とは、単語の後に付いて方向を決める言葉です」
梓「中村ガ・小林ガ・鈴木ガ――カタカナにした『が』が助詞になります」
梓「助詞が連続すると前のセンテンスと後ろのセンテンスが同一の立場であるように錯覚します」
梓「実際には中村は死んでいて、小林はその近くに立ち、それを鈴木が隠れて見ていたという図式なのに『中村が小林が鈴木が』と書
かれると、まるで三人が並んでその場に立っていると決めつけてしまうのです」
梓「そう言った誤解を避けるために助詞を使い分けます」
中村の死んだ現場に小林がいたと鈴木に証言されたのかと私は思った。
梓「四つ目の問題点を挙げるために助詞以外にも変えたところがあります。『証言された』です」
梓「四つ目の問題点は『過去形の連続』です」
梓「文章は『中村の死んダ小林がいタことを見ていタ鈴木の証言があっタことを聞いタ私が思っタ』ことです」
梓「伝言ゲームがおかしくなっていくのと同じで、過去に過去を重ねると読み手の意識が曖昧になっていきます。漫画で過去編の登場
人物が更に回想するのと同じです」
梓「これを回避するためには現在形を入れることですが、そうすると文章はここまで変化します」
中村が死に至るまで現場には小林の姿があったと鈴木が証言しているという話かと私は思った。
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