過去ログ - 唯「レトリック?」梓「文章の書き方みたいなものです」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/09/20(火) 01:05:02.63 ID:5Wr0UCaz0

梓「第五の問題は『この文章は第五の人物がいる』という点です」

梓「『という話かと私は思った』という文末ではっきりわかるように、『鈴木の証言を聞いた部下の話を又聞きしている私』なのです」

梓「おまけに『鈴木が証言したことではない』という否定の文章です」

梓「最終的に、この状況は会話文で成り立たせたほうがいいということになります」


「中村の死んだ現場に小林がいたそうです」

「それは鈴木が証言したことか?」

「いえ、違います」

「じゃあ、どこからその話が出てきたんだ」

「それがですね……<中略>……ということなんです」

「なんということだ」


梓「以上のような文章になるはずの状況です。これを一文で表そうとしたことがそもそもの失敗だと気付きます」

梓「ただし、あくまでもこの一文だけを引っ張ってきての話です」

梓「それまでに読ませてきた展開しだいでは『私は鈴木が小林が中村が死んだ現場にいたと証言したかと思った。』という文で通じる場合があります」


 滝壺は絹旗が麦野がフレンダが死んだ現場にいたと証言したかと思った。


梓「このように登場人物を変えるだけである程度判断できる場合もあります」

梓「もちろん、判断できるだけであって、読みづらいことに変わりはありません」

梓「最大の錯覚は『始めから全て解っている作者がこれで解るだろうと勘違いすること』です」



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