過去ログ - 女「機械の体ですけど、一緒に過ごします?」-004-
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887:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[saga sage]
2012/03/18(日) 00:11:24.39 ID:u12s3Mqyo
彼女はつまり、空き地を人のように扱っているけれど。

空き地は場所であって、空間であって、地上なのだから。

童「あまり、理解はできなかったようだな。謝ろう。私の説明では、到底把握できないと思う。申し訳ない限りだ。これでも出来るだけ解説してみたのだが、やはり難しかった。いや、池面氏が悪いのではない、私の釈義がつたなかったのが悪いんだ」

池面「いや、そんなに自分を責めないでよ。とりあえず、教えてくれてありがとう」

池面「つまりは……童ちゃんは、この空き地のことをよく知っているってことかな?」

童「そうだな。誰よりも、と言われるとそうではないかもしれないが、基本的にはこの場所のことなら私に聞けば、なんでも答えるぞ。だが、私が知っているのではなく、あくまでこの場所の代弁をするだけだがな」

池面「そっか」

不思議な彼女には、どうやらまだまだ秘密が多いらしい。

この世の中、自分が起きると思っていること以上のことは発生しないと思うけれど。

童ちゃんは俺の想像を超えてくれる気がした。

童「話を戻すけれど」

童ちゃんは土管から離れて、空き地の中心まで歩いていった。

童「君はもうすこし自信を持ったほうが良い。相手はその持続性がない分を、どう埋め合わせるかを期待しているはずだ。積極的に発言をして、熱意を見せてみてはどうだろう。君は子どもの頃、リーダーシップを取っていた、正義感に満ち溢れていたそうじゃないか」

池面「そうか……ありがとう」

まるで誰かに聞いたことを言っているかのように、童ちゃんは言う。

白装束をたなびかせて、童ちゃんは回り始めた。

一見、無邪気な子どもなのだが、表情は硬い。


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