過去ログ - 女「機械の体ですけど、一緒に過ごします?」-004-
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914:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 02:58:08.41 ID:30nBpkIdo
童「ほう。つまり、この前の恐怖症は再発であって、初めての発症ではなかったのだな。彼女とは長い付き合いのようだが、久しく会っていなかったので再発したと考えられるな」

池面「うーん、彼女がトリガーになってるかはわからないけど、多分そうなんだと思う」

童「そうか。確かに私が見てきた人間の中でかなり異なった雰囲気を醸し出していたように見える。大きな原動力のようなものが彼女から溢れ出して、色んな人に作用するような、そのような力が」

池面「ああ、わかる? 会長は本当にそんな感じだよ」

池面「周りに大きな影響を与えて、良い方向に持っていく」

生身で味わった俺にはわかる。彼女は他人とは違う。

だが、その違いで孤立するわけでもない。人間らしさを兼ね備えた、原動力。

池面「会長は、凄いよ」

久しぶりに会った彼女は、いつも通りの迫力で。

そして、美しさを持って、凛とした態度で。

俺と、真正面に向き合ってくれた。

誰にでも、そうであって、手を抜かない。

童「……池面氏?」

池面「!」

童ちゃんが心配そうに俺の顔を伺いつつ、目の前で手をひらつかせていた。

無表情なのだが、口の端が少し残念そうに下がっていた。

童「どうやら、彼女は思っていた以上に君の心に根ざしてある何かに深く関わった人物だと、いま把握した」


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