過去ログ - QB「魔法少女になってよ」らんま「てめー、ぶん殴られてーか?」
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10:らんまマギカ1話8 ◆awWwWwwWGE[sage]
2011/09/25(日) 15:17:45.15 ID:sF5yimZr0
「いやいや、別に無茶な話ではないよ。良牙は変身体質なんだろう?夜寝るときには良牙が変身していれば問題ないんじゃないのかな?不安なら僕も一緒に居るよ。」

「…それなら、安心だけど。」

マミは愛らしい小豚の姿を思い出し、思わずそう答えてしまった。

「マミにとって、彼ほど強くてしかもグリーフシードを消費しない味方がいるのは凄く心強いと思うよ。魔女との戦いはずいぶんやりやすくなるハズだ。」

キュゥべえの言葉に、マミは納得したようにうなずく。

秘密を共有し、ともに戦える仲間。

それはマミが心の底で求め続けてきたものだった。

図らずもそれが今、手に入るかもしれないのだ。

「良牙にとっても十分なメリットがあると思うよ。魔女との戦いは君にとって良い修行になるはずだし、風林館に行きたいのなら僕かマミが暇なときにでも案内してあげられる。それに流浪の野宿生活も良いけどさ、屋根の下でゆっくり眠ることも時には必要なんじゃないのかな?」

良牙もまた、キュゥべえの言葉に心が動いた。

魔女との戦いに納得がいっていないのがその理由のひとつ。

それに良牙は流浪の旅と言ってはいるが、実は方向音痴ゆえにろくに家にも帰れないので結果的に流浪の旅になっているに過ぎない。

修行のためというのは完全な後付だった。

だから屋根の下でちゃんと寝ることのできる生活というものには誘惑される。

「どうだい、二人とも?」

すでに勝利を確信したキュゥべえが改めて返答を求めた。

「え…」

「えっと…」

「「よろしくお願いしますっ!」」

良牙とマミは声をはもらせて互いに頭を下げる。

こうして、魔法少女と武闘家の奇妙な同居生活が始まった。


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