過去ログ - QB「魔法少女になってよ」らんま「てめー、ぶん殴られてーか?」
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らんまマギカ2話5
◆awWwWwwWGE
[sage]
2011/09/25(日) 15:34:18.56 ID:sF5yimZr0
(我ながら、とんだ失態ね。)
巴マミは黒い小豚…良牙がいなくなっていることに気付き、頭を抱えた。
そもそもの失敗は、いつもより一杯多く紅茶を飲んだ事だ。
昨晩は話が長くなったので睡眠が足りていない。
だからカフェインを多めにとったのだが、それが裏目に出た。
男性である良牙の前で堂々と事情を説明するわけにも行かない。
しかし、魔女との戦いを控えているのに下手に我慢することもまたできない。
結果、マミはどこに行くかも言わずに良牙を置き去りにして『お手洗い』に行ってしまった。
いくら良牙でもほんの数分の間に迷子になることはあるまいと油断していたのだ。
(もし、魔女の結界にでも巻き込まれたら…)
本来の良牙なら並の魔女ぐらいあっさり倒してしまうだろう。
だが、今の小豚状態の良牙では使い魔一匹にもとうてい勝ち目がない。
(急がなきゃ)
気持ちはあせる。
『マミ、聞こえるかい?』
その時、テレパシーがマミの思考に入り込んできた。
聞きなれたこの声は、キュゥべえだ。
『キュゥべえ、どうしたの?』
『マミとつながって良かった。実は、魔女の結界に飲まれてしまったんだ。一般人も二人いる。助けに来てくれないかい?』
一般人が魔女の結界に巻き込まれた。…緊急事態だ。
魔法少女の使命を人々を魔女から守ることだと認識しているマミにとって「助けない」などという選択肢は存在しない。
『わかった。すぐ行くわ!』
マミはソウルジェムの示す方向へと走り出した。
『ところで、キュゥべえ。良牙さん見なかったかしら?』
走りながらもマミはテレパシーを飛ばす。
激しい運動をしながらでも息を切らすことなく会話できる。
これもまたテレパシーのメリットだろう。
携帯電話ではこうはいかない。
『良牙なら、さっき僕が襲われていた所を助けてくれたよ。』
『襲われた!? 魔女に?』
そうだとすれば、良牙も一緒に魔女の結界に巻き込まれたのだろうか。
小豚の状態でどうやってキュゥべえを助けたのかは知らないが事態はかなり緊急を要するようだ。
『いや、魔法少女に襲われた…どちらにしてもあの位置なら良牙もこの結界に巻き込まれている可能性が高い。』
しかし、キュゥべえはマミの予想とは全く異なることを言った。
『どういうこと? 話が見えないわ。』
『すまない。なんで魔法少女に襲われたのか僕にもよく分からないんだ。とりあえず、考えるのは後にしよう。 良牙や一般人の安全を考えれば魔女を倒すのが最優先だろう。』
『そうね。分かったわ!』
キュゥべえが「分からない」というのは珍しい。それだけ想定外の事態が起きているということだろう。
だからといってマミは混乱などしなかった。
こういう場合の優先順位ははっきりと決まっている。 第三者の命が最優先。
そう考えることにマミには迷いがなかった。
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