過去ログ - 駿河「これも、また、戯言なのだろう」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/10/02(日) 00:03:51.80 ID:5OuzHKOCo
そして、バスケットボール部エース、神原駿河は……振り向いた。
やや幼さが残るが、しかし、三年生でも滅多にいないような、凛々しい雰囲気を漂わす
表情、そしてきりっとした眼で――まっすぐに、僕を見る。
宣誓でもするように、胸に手を置いて。
そして、にこりと、軽く微笑む。
「やあ、阿良々木先輩。奇遇だな」
「……これを奇遇というのなら、人生に面白みというものはないな」
明らかに狙いすまして駆けてきていたというのに、白々しい神原駿河だった。
辺りを見れば、真宵ちゃんは、見事に姿を消していた。神原駿河の姿を見て逃げやがっ
たらしい。何て恐るべき危機意識の高さだ……意外と人見知りな真宵ちゃん。僕に対して
はあんなずばずば、ずけずけと物を言う癖に、こういうところは如才ない。そっか……真
宵ちゃんの位置からは、自分めがけて突貫してきたように見えるのかもしれないもんな。
視線を戻すと、神原駿河は、何故かうっとりとした風に、深々と感じ入っているように、
何度も何度も繰り返し、頷いていた。
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