879:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:07:10.72 ID:I0XYtFGy0
一方通行が予想したように、打ち止めが『結婚』に関する情報に心を割く時間は、だんだん減っていった。
しかし、一度灯った炎が完全に消えることはなく、二人の未来を象る線は、より太く確かなものとなって互いを結ぶ。
見つめ合う目と目で、通じ合った。
880:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:09:21.68 ID:I0XYtFGy0
季節は巡る。
そんな気持ちで暮らすこと、さらに一年。
881:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:11:31.34 ID:I0XYtFGy0
「でも、明後日からはミサカが出張で、あなたが主夫だよ、ってミサカはミサカは荷造りしながらあなたを心配してみたり。ブランカのお世話お願いね? 散歩は番外個体達に頼んでおいたから…」
「はいはい、ハイハイ、ハイ分かってンよォ。もォ八回も聞いたわ。子供か俺は」
「あと二回くらいは言いそう」
「そォかよ。三回言ったら怒るぞ。すげェことさせるからな」
882:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:15:28.85 ID:I0XYtFGy0
「おみやげ何がいいかな? ヨミカワ達には…、やっぱりお酒?」
「えらくはしゃいでンじゃねェか。浮かれ過ぎて怪我とかしてくンなよ」
「大丈夫だって。ミサカはもう十七歳のレディーなのよ、ってミサカはミサカはFカップを張ってオトナをアピール」
「デカけりゃ大人、という単純な思考のうちじゃ、まだ完璧じゃないと何度言わせる気だァ」
883:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:17:56.90 ID:I0XYtFGy0
「青い海! それほど晴れてない空! 強すぎる風! めくれあがるスカート! 思ってた以上に甘いサトウキビ! もぐもぐ!」
「なんて男らしいのミサカ。サトウキビ丸かじりかよ」
「うふ。こんな姿をあの人には見せられないわ、ってミサカはミサカは彼氏のいない旅行でハジけてみたり」
884:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:22:59.44 ID:I0XYtFGy0
(ワルイ子するのもスリルがあって面白いけど、もうあなたに会いたくてミサカうずうず…。早く帰りたいよー!)
存分に満喫した修学旅行だったが、五日も一方通行に会えない日が続くと寂しくなってくる。
885:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:25:19.73 ID:I0XYtFGy0
打ち止めをマッサージしてやるのは、嫌じゃない。どちらかといえば楽しくてイイ(自分がされるのは、もっとイイ)
少女のむくんだ足を、やわやわとほぐし始めた。痛がらせぬよう、最初は優しく、やがて強く。
886:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:28:24.48 ID:I0XYtFGy0
トクトクトク、トクトクトク。 それは心臓の鼓動だ。とても小さく、早い鼓動だ。
887:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:29:20.40 ID:I0XYtFGy0
888:ブラジャーの人[saga]
2012/02/27(月) 01:30:13.29 ID:I0XYtFGy0
とりあえずここまで。
えらいこっちゃやで。
889:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage]
2012/02/27(月) 01:32:34.18 ID:yFxTos1wo
乙
なんてこった...
おめでとうでいいのか?
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