過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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73: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/13(木) 02:45:06.95 ID:oIK4Qu7A0
立ち上がったそいつは、点り始めた街灯を飛び石のように跳び渡ってこちらに迫り
あたし達の目の前5mくらいのところに着地して、ランチパックか何かの欠片を口に放り込んだ。
変身はしていないけど、どう見ても人間業じゃない。
マミさんが名前を知っている辺りからしても、やはり魔法少女なんだろう。

――そしてそいつは明らかに、尋常でなく不機嫌だった。



「あの……佐倉さん?」

「ずっと見てたぜ、マミ。
 ――何時から魔獣討伐は、お子様の遠足になったんだ?」

「え……それは……」

何……こいつ?何でいきなりマミさんにいちゃもん付けてるの?

「シロウトに持ち上げられていい気になって
 ヒーロー気取りで、『私のカッコいいとこ見せてあげましょう』ってか?」

何……?その言い掛かり。
マミさんがカッコいいのが、何か気に入らない訳!?

「それともまさか、石ころでゾンビの仲間を、増やしたい訳じゃねーよなー?」

「!」

――何だよこいつ。何気分悪い表現で暴言吐いてるんだよ。
大体あたしだってちゃんと説明受けてるし、もし契約したとしても、自己責任だ。
マミさんは一切関係ないよ。

「――どうなんだ、マミ!?」

「……それは……それだけは、違う……」

そうだよ。ただマミさんは、私の我儘を聞いてくれただけなんだよ――

「なら、どういうつもりだったか、言ってみな」

「それは……」


何で?どうしてマミさん、座り込んじゃうの!?
こんな奴に、言い負かされないでよ――


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