6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/10/06(木) 10:40:02.79 ID:yJ8J35aIo
1冊は先月発行された、私たちの地元、桜が丘の出版社が出している情報誌。
インディーズレーベルで活動している唯の特集が4ページに渡って掲載されている。
紬「唯ちゃん、もうすっかりミュージシャンだね」
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2011/10/06(木) 10:41:10.53 ID:yJ8J35aIo
澪「私もびっくりしたよ。律がコラムなんて書けるのかって。……だけど」
紬「うん?」
澪「読んだら驚くと思うよ。ムギも」
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2011/10/06(木) 10:42:24.60 ID:yJ8J35aIo
律は在学中から就職活動を一切せず、卒業後もアルバイトでお金を貯めては旅に出る
いわゆるバックパッカーを続けている。
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2011/10/06(木) 10:43:25.41 ID:yJ8J35aIo
紬「……でね、向こうの仕事が落ち着いたら、企画部への転属願いを出そうと思ってるの」
澪「へえ、企画部かぁ」
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2011/10/06(木) 10:44:25.03 ID:yJ8J35aIo
紬「梓ちゃんが唯ちゃんのサポートやるって聞いてね、私も何かしたいって思ったの」
澪「そっか……。あー……、みんながそうやって、どこかでまた繋がって……」
紬「わくわくするよね、そういうの」
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2011/10/06(木) 10:45:09.10 ID:yJ8J35aIo
紬「そういえば、りっちゃんのコラム」
澪「うん?」
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2011/10/06(木) 10:46:00.73 ID:yJ8J35aIo
音楽の道を選んだ唯とバックパッカーになった律。
ともに経済的な余裕があるはずもなく、ふたりは卒業してすぐルームシェアを始めた。
唯の活動が軌道に乗り始めてからもふたりぐらしの部屋はそのままで、
不思議なバランスのシェア生活を続けているらしかった。
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2011/10/06(木) 10:47:06.93 ID:yJ8J35aIo
紬「りっちゃんって誰とでもすぐ仲良くなれるでしょ」
澪「うん」
紬「りっちゃんのそばにいるとみんな笑顔になって、楽しい気持ちになって」
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2011/10/06(木) 10:47:51.89 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:48:34.26 ID:yJ8J35aIo
時間が時間なので残りは冷蔵庫に入れて、コーヒーカップを手にワークデスクへ向かう。
椅子に腰を下ろし、キーを叩いてノートパソコンのスリープを解除する。
澪「……うーん」
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2011/10/06(木) 10:49:27.30 ID:yJ8J35aIo
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