35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 19:03:13.43 ID:MoEXM0li0
「ありがとうな滝壺! 他に何か間違ってる箇所はあったか?」
「間違ってはないけど、おかしい部分はいくつかあるよ。例えば語尾がほとんど『〜た、〜だ』で単調になってる。ミステリーや推理小説みたいな読者に疑問を投げかけたり、伏線としてそこを強調したい時ならいいけどね。人の口調と違って作者が操作する文だから、地の文は単調にならない程度に変化を持たせた方がいいかな。それと口語以外の一文に何個も同じ助詞がつくと違和感があるね」
「何か淡々としてるって思ったのはそれが原因だったのかぁ」
「それもあるけど、「…」が余りに多くて凄い読み難かった。ほのぼのだから癖の強い表現は向いてないと思うよ? 他にも一人称視点ははまづらには難しいかな」
人称とは話においての『話し手』や『聞き手』である。
話し手という役割を『一人称:私』、聞き手と言う役割を『二人称:貴方』、それ以外を『三人称:その他』と呼び、神の視点や作者の視点も『三人称』と同じような扱いを受ける。
一人称の利点として作者が自分の世界観をそのままに表現できるので、書きたいものが書ける。主人公の心理描写がしやすく強調しやすい。
欠点としては、『作者が自分の世界にのめり込み過ぎる傾向にある』、『主人公の見聞きした物しか書けない』ので複雑な事件や人間関係、社会背景を表現しきるのが不可能で読者を置いていく事も少なくはない。
三人称は世界を広く見ることが可能であり、作者自身も広い視点で話を見れるので説明が容易である。
欠点としては一人称ほど深く心理描写をするのが不可能である。
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