過去ログ - 上条「なぁ。教えてくれよ。名前」一方「……忘れたっつってンだろ」
↓
1-
覧
板
20
22
:
1
[sage saga]
2011/10/12(水) 22:07:39.66 ID:cvck9Pzu0
「いい度胸だな」
迷わず測定室内にスタングレネードを投擲する。
能力者が暴走・抵抗した時のための対抗手段として用意してあったものだ。
「ちょ、木原さ…っ!!」
爆音と閃光が炸裂し、対閃光ガラス越しにも溢れる光に、少々目を眇める。
「あんな子供相手に、突然ひどいじゃないですか!?」
「うっせぇな。死にゃしねぇんだからいいだろ」
測定室内の換気扇が徐々に煙りを吸い込んで、中の様子が明らかになる。
「お」
「えっ……!?」
木原は興味深げな、助手は驚愕の声をあげた。
気を失っているかと思われた子供は、先ほどと寸分違わぬ様子で佇んでいる。
「どうして、成人男性でもひとたまりもない威力ですよ!?」
『だから、きかないっていったでしょ』
ふん、と小さく鼻で笑う。
生意気なガキだ。だが、木原は目を輝かせた。
(さっきは効いた。そして会話は出来ている。つまり、必要量以上の音と光を瞬時に判断して、遮断しやがったんだ)
数ヶ月の訓練後ならいざ知らず、今の今だ。なんという応用力。
「状況に合わせて能力の発現が変わるってこたぁ、観測系も優れてんだろーな。恐らくは、繊細な調節が必要だし」
木原は研究者としての好奇心が刺激されて、声を上げて愉快そうに笑った。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/642.91 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 上条「なぁ。教えてくれよ。名前」一方「……忘れたっつってンだろ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1317996143/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice