21:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 21:37:08.84 ID:nMrKbtYAO
  
 唯「ねえねえ」 
  
 憂「うん?」 
  
22:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 21:49:46.96 ID:nMrKbtYAO
 【A】 
  
 日曜日。 
 わたしは公園のベンチに座って唯先輩を待っていた。 
 遊びにいこうと誘ってきたのは唯先輩のほうなのに、集合時間に遅れるのはひどいと思った。 
23:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:02:02.46 ID:nMrKbtYAO
  
 唯先輩は心からほっとしたような顔した。このゆるんだ顔に安心を覚えるようになったのはいつからだっけ。 
  
 梓「そういえば、この公園に来ること多いですよね」 
  
24:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:06:12.06 ID:nMrKbtYAO
  
 梓「それでどこに行きます?」 
  
 唯「さあ」 
  
25:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:34:46.43 ID:nMrKbtYAO
  
 これといってお互いに行きたいところもなかったので、フラりフラりと町を散策することにした。 
 駅を通りすぎ長い坂道を越え並木道を抜け商店街に入った。 
 ここも昔は活気があったらしいが、デパートや大型店なんかが建ちはじめた今では閑古鳥が鳴いていた。 
  
26:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:48:13.29 ID:nMrKbtYAO
  
 梓「鬼に会うとどうなるんですか?」 
  
 唯「なんかね、呪われるらしい」 
  
27:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 23:02:09.01 ID:nMrKbtYAO
  
 商店街のほとんどの店が扉を閉める中、営業を続けている店があったのでわたしたちはそこに行った。 
 その店はたい焼き屋だった。 
 店の奥のほうから甘い匂いがただよってきた。 
 『おいしいたい焼き』という昇り旗があがっている。 
28:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 23:22:46.56 ID:nMrKbtYAO
  
 店で二人分のたい焼きを買った。 
 クリームがないことに唯先輩は文句を言っていたが、あんこ派のわたしに問題はなかった。しかも、つぶあんだったしね。 
  
 唯「はい、あずにゃんの」 
29:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 23:33:14.49 ID:nMrKbtYAO
  
 唯「うーん甘いっ、あまあまだ」 
  
 梓「さっきまでクリームがいいってあんなに言ってたじゃないですか……あ、おいしい」 
  
30:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 23:49:15.84 ID:nMrKbtYAO
 【Y】 
 わたしの仕事は朝がはやいです。 
 とはいっても仕事は寝ながらなので昼と夜が逆になります。 
 だから朝は憂に頼らず自分でしたくをするのです。 
  
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