過去ログ - 佐天「もう何も、私から奪わせるものか」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:02:17.65 ID:v4dTQewXo
教師「こぉら佐天、私の授業は退屈か?おい」

佐天「…………すみません」

耳元で響く嫌味な声で、今度は完璧に目が覚める
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:04:09.22 ID:v4dTQewXo
教官はそう言うと、そそくさと前に戻って授業を再開する
御坂さんから事前に教わっていた、この教官は素直になられると弱いという攻略法で、少しの罪悪感と引き換えに何とか事なきを得た私は、胸をほっと撫で下ろす
それにしても授業の厳しさもだが、以前いた学校に比べてここは随分と居心地が悪いと感じずにはいられない

私がレベル5になったのが、今年の3月
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:07:46.47 ID:v4dTQewXo
「ねえねえ、一緒に食べましょうよ」

「わぁ、佐天さんのお弁当美味しそう」

「佐天様、その、私と一緒にランチでも……」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:09:18.23 ID:v4dTQewXo





以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:11:08.25 ID:v4dTQewXo


黒子「佐天さん、メールは見られましたか?」

私を囲む生徒の輪に紛れて昼食を摂っていた白井さんが、突然話しかけてくる
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:13:23.95 ID:v4dTQewXo
黒子「という訳で、今日は授業が終わったら帰ってお部屋の片付けをしますの」

佐天「あれ?今日は風紀委員の仕事はいいんですか?」

黒子「佐天さんが入ってくださってからまだ1ヶ月たらずですが、私達の学区の犯罪は激減してますの。レベル5の抑止力というやつですわ」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:15:34.30 ID:v4dTQewXo
その言葉に嘘はない
優秀な風紀委員だった彼女の代役を、私がやってあげたかった
初春のいた場所を、他の誰でもない私の手で守りたかった

黒子「佐天さんはよくやってくださっていますわ。私も固法先輩も随分楽になりましたもの」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:16:56.34 ID:v4dTQewXo
女の子「佐天様、あの、よかったらあの、私と……」

ああ、確かこの子は一年生の子だったかな
ふんわりと毛先がカールした長い茶髪、制服の上からだと胸は頼りないが、肩の丸っこいラインや柔らかそうな太腿が女らしい、随分と可愛らしい少女だ
毎日毎日熱心にお弁当の時間に会いに来るあたり、この子には何だか妙な懐かれ方をしてる気がする
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:18:31.50 ID:v4dTQewXo
地獄に足を踏み入れて、生きて帰ってこられたら
そんな言葉が喉まで出かけて、慌ててお腹の底までまた飲み込む

佐天「努力以外にないんじゃないかな」

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:21:04.99 ID:v4dTQewXo
とりあえず今回はここまでで
読んでくださった方、ありがとうございましたー


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2011/10/11(火) 21:02:34.90 ID:67Cc56Yi0
期待


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