過去ログ - 佐天「もう何も、私から奪わせるものか」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:11:08.25 ID:v4dTQewXo


黒子「佐天さん、メールは見られましたか?」

私を囲む生徒の輪に紛れて昼食を摂っていた白井さんが、突然話しかけてくる
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:13:23.95 ID:v4dTQewXo
黒子「という訳で、今日は授業が終わったら帰ってお部屋の片付けをしますの」

佐天「あれ?今日は風紀委員の仕事はいいんですか?」

黒子「佐天さんが入ってくださってからまだ1ヶ月たらずですが、私達の学区の犯罪は激減してますの。レベル5の抑止力というやつですわ」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:15:34.30 ID:v4dTQewXo
その言葉に嘘はない
優秀な風紀委員だった彼女の代役を、私がやってあげたかった
初春のいた場所を、他の誰でもない私の手で守りたかった

黒子「佐天さんはよくやってくださっていますわ。私も固法先輩も随分楽になりましたもの」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:16:56.34 ID:v4dTQewXo
女の子「佐天様、あの、よかったらあの、私と……」

ああ、確かこの子は一年生の子だったかな
ふんわりと毛先がカールした長い茶髪、制服の上からだと胸は頼りないが、肩の丸っこいラインや柔らかそうな太腿が女らしい、随分と可愛らしい少女だ
毎日毎日熱心にお弁当の時間に会いに来るあたり、この子には何だか妙な懐かれ方をしてる気がする
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:18:31.50 ID:v4dTQewXo
地獄に足を踏み入れて、生きて帰ってこられたら
そんな言葉が喉まで出かけて、慌ててお腹の底までまた飲み込む

佐天「努力以外にないんじゃないかな」

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/11(火) 20:21:04.99 ID:v4dTQewXo
とりあえず今回はここまでで
読んでくださった方、ありがとうございましたー


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2011/10/11(火) 21:02:34.90 ID:67Cc56Yi0
期待


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/11(火) 22:11:28.07 ID:9lY+m2eSO
乙。
既にかなり面白いからちゃんと完結させてくれよ。


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/11(火) 23:06:00.00 ID:mP4n63VSO



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/12(水) 19:22:23.63 ID:yuR00+URo
――すの

むにゃ……もう少し……もう少しだけ寝かせて……

――てくださ……まし、佐天さん
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/12(水) 19:25:23.76 ID:yuR00+URo
佐天「いやー、普通起こされるんですけど、結構ラッキーですね」

黒子「何がラッキーなんですの、何が。先生が起こしても全て無視、何をしても起きないので諦められただけですのに……ほら、涎の跡がついてますの」

口から伸びる涎の跡をハンカチで優しく拭いてくれながら、白井さんが呆れたといわんばかりの溜息をつく
以下略



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