過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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266: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/08(火) 22:43:24.51 ID:xUs+d3m00

ぞわり、と背筋に寒気が走る。

これ以上聞いてはいけない。
踏み込んではいけない。
警鐘が頭の中で鳴っている。

しかし自分は流されるままに進むだけ。
止まることも、戻ることもせず。
ただ、他人に押されて引かれているだけ。

だからこそ、立ち止まれない。

「自分自身と妹―――どちらも、あなたが失った過去よ」

ああ、そうだな、と不思議なほどに納得した。

元々、さやかに過去の自分を重ねていた。

ゆまは確かに、今思えば妹に近い存在だ。
共に居ると、自分たちが姉妹であるかのように思ったこともある。



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