過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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388: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:48:34.36 ID:IhTdXqr+0

ああ、あの時言いかけた言葉はそれだったんだな、と気付く。

『パパやママと出かけた時よりずっと! 本当じゃ、なくっても!』

以下略



389: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:49:01.84 ID:IhTdXqr+0

『キョー、コぉ……』

それは、懇願だった。
足にしがみついて、離れまいとするような執着の言葉。
以下略



390: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:49:36.59 ID:IhTdXqr+0

『……でもっ!』

再びゆまが声を荒らげる。
どうにかして、繋ぎとめようと。
以下略



391: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:50:09.33 ID:IhTdXqr+0

「……人なら、確かにそうなんだろうさ」

それでも、自分の吐く言葉は変わらない。

以下略



392: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:51:15.40 ID:IhTdXqr+0

『駄目だよ……キョーコ……!』

ゆまの瞳から、涙が流れている。
拭っても拭っても、止まることはない。
以下略



393: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:52:07.02 ID:IhTdXqr+0

『もう、いいのかい?』

「ああ……」

以下略



394: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:52:35.74 ID:IhTdXqr+0

「今まで、ありがとね」

『……まったく、わけがわからないよ』

以下略



395: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:53:07.78 ID:IhTdXqr+0

「よう……生きてたんだね」

「あなたこそ」

以下略



396: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:54:00.29 ID:IhTdXqr+0

「本当にそういうものとは、限らないわよ?」

「まあね……でも、そう考えたほうが楽しい、だろ?」

以下略



397: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:54:32.57 ID:IhTdXqr+0

「あなたは、どうするの?」

「……もちろん、逝くさ」

以下略



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