過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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407: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:32:05.61 ID:IhTdXqr+0

完全に、肩で息をしている状況。
しかし休む暇は無い。
再び群れへと、海へと、森へと突き進む。

以下略



408: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:32:55.37 ID:IhTdXqr+0

その攻撃は、何振り目だっただろうか。
その直後。

「づっ、あ……!」
以下略



409: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:33:58.17 ID:IhTdXqr+0

「だ、ぁぁあああああああっ!!」

走る。
先ほどよりも、速く。
以下略



410: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:34:57.12 ID:IhTdXqr+0

正面に、今まさに光を放たんとする魔獣が居た。
切り裂くのでは、間に合わない。

「なら、よぉッ!」
以下略



411: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:36:20.53 ID:IhTdXqr+0

地が割れ、勢いよく今までのものより巨大な槍が、多節棍の状態で自分を先端に乗せる。
衝撃で、数十の魔獣が吹き飛ばされた。

蹂躙され、蜂の巣にされ、死んでいくのはナンセンスだ。
以下略



412: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:37:26.02 ID:IhTdXqr+0

魔力の奔流。
ああ、自分は消えるんだな、という感覚。

そこに。
以下略



413: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:38:17.89 ID:IhTdXqr+0

「あたしは消えた―――いや、これから消えるのか」

今際の際、というやつだろう。

以下略



414: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:39:03.41 ID:IhTdXqr+0




「……逝ったね」
以下略



415: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:40:00.31 ID:IhTdXqr+0

「『あたしのための契約だけはさせるな』……彼女は、そう言ったのさ」

「そんな……!!」

以下略



416: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:40:59.84 ID:IhTdXqr+0



願いの数だけ代償がある。
出会いの数だけ別れがある。
以下略



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