過去ログ - ほむほむ「ホギェェッェェェェェエエ!!!」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/15(土) 13:25:14.62 ID:s/GGekTwo
ある日、青年がほむほむを飼い始めたと聞いて、友人が家を訪ねてきた。
四畳部屋の片隅に鎮座しているほむほむを見て絶句した。
通常ほむほむは巣を作り、気温変化や外敵から身を守るのだが、
ホットカーペットの上で育てられたほむほむは巣を作ろうとしなかった。
さらに青年がいつも餌を与えていたため、でっぷり太ってまさに鏡餅のような様相であった。

「餌はなにをやってんだよ」

友人は青年に問うた。
「お菓子だよ。それ以外は食べられないみたい」
青年の答えに、友人は呆れ果ててしまった。
生物はその構成成分を食料として要求し、それを美味と認識する。
人間なら、糖・脂肪・蛋白質を人体に有害なレベルを超えても摂取し続けるのは、そのためだ。
構成が人間に近いほむほむも、これと同様である。
野生では安定した食糧供給が困難であるので、この本能はそれほど問題ではないのだが、
安定した供給が行われている状況下では、管理が重要になってくる。
青年はそんなことには思い至らず、ほむほむが望むがままに餌を与え続けた。
ほむほむがお菓子を好んだのには理由がある。
お菓子の原材料である小麦粉・卵・砂糖などは、言うまでもなく高い熱量を含む食品である。
野良として生活していた赤ほむのころは、言うまでもなく栄養状態が不安定であったはずなので、高い熱量の食品に中毒に近い欲求を呈しても、何の不思議もない。
余談だが、このような食生活を続けたほむほむは、野生では生存不可能になってしまう。
野生のほむほむは主食であるキュウベェや野草、木の実から生存に必要な栄養素を吸収する能力を後天的に身につける。
しかし、仔ほむの段階からお菓子ばかりといった食生活を続けると、自然の餌から栄養素を吸収する能力が退化してしまう。
野生の赤ほむや仔ほむに一度でもお菓子を与えたら、普通の餌が食べられなくなり、餓死してしまったという事例は このことが原因である。


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