過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:09:39.51 ID:ebFiQ8E3o
「しかし阿良々木くん、その話じゃ、仕掛けた方は素人も素人、ど素人の中学生ってこと

だろ……蛇切縄は素人に扱えるような怪異じゃないはずなんだけれど」

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるってことなんじゃないですか?この地域ではかなり流行っ

ているみたいですよ」

 そう、町中の中学生が知っているほどに大規模だと、撫子ちゃんは言っていた。

「そんなことになっていたら、僕は気付かないはずはないんだけどな……うーん、もしか

したら、意図的に僕のところに来ないようになっているのかもしれない」

「『蛇の呪い全集』を読んでいたのは、呪いを解く方法を調べていたそうです。今日初め

てその本を読んだんじゃなく、ずっと前から、何度も何度も、毎日のように読んで、読み

続けて、確認しながら――怪獣の儀式というのかお祓いというのか、憑き物落としという

のか、そういうのを、一人で、行っていたのだ。と」

 それが。

 それがあの、蛇のぶつ切り――だという。

 儀式めいた――どころか、儀式そのものだったわけだ。



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