過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:23:28.21 ID:ebFiQ8E3o
「…………」

 そう言えば、忍ちゃんがいないな。今のうちに探しておこうかとも思っていたのだが、

教室を出てから一分もしないうちに、「お待たせ」と、忍野は戻ってきた。

「いやに速いですね」

「こういう状況を想定していろいろと渡されて……じゃなくて、作っていたからね。はい、

これ」

 忍野はそう言って、ドア口からダイレクトに、僕に向かって、右手に持っていた何かを
          トウテキ
投げた。突然の投擲に、僕はちょっとあたふたしながら、しかし、何とか取りこぼすこと

なく、それをキャッチする。

「なんですか――これ」

 それは、お守りだった。

 一般的な形の――しかし、無地のお守り。

 交通安全とも子宝祈願とも、書かれていない。

 無地。

「それで祓えるよ。蛇切縄」

「…………」



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