過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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(東京都)
[saga]
2011/10/17(月) 02:52:29.53 ID:ebFiQ8E3o
人間、死にかけると、妙に頭が冴えるという、普段人間が使っているのは脳の三十パー
セントくらいで、残りの七十パーセントは、非常時にしか使わないのだとか。
こんな緊迫した状況下で何を言いたいのかというと。
「本当、世の中ご都合主義だよね」
生きてるって素晴らしい。
僕はまっすぐに歩く。
痛いのを我慢して。
死ぬのを我慢して。
死ぬ気で我慢して。
まっすぐまっすぐ歩く。
・ ・ ・ ・ ・
そう、僕の正面には――神社の本殿。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
そして、その戸には、よくないものを吸収するお札が貼ってある。
僕が、伝説の吸血鬼の元眷属であった僕が、触ったら、大変なことになるような代物。
別に、それが、一人から、一人と一匹に変わったところで、効力も変わらないだろう。
もしかして、この状況すらも、忍野は見透かしていたのだろうか。だとしたら、
だとしたら。
「本当、あの人には敵わないよなあ」
僕は今にも倒れそうな自分の身体を、倒れさせた。
今にも崩れそうな神社の戸に、身体を預けた。
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