過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
1- 20
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:21:35.50 ID:ebFiQ8E3o
「そう言えば、翼ちゃんはどこに進学するの?東京のほうに行くの?それとも、海外の大

学とかに行くの」

 僕は話題を無理矢理に切り替えた。しかし、この話題は、考えうる限り、最悪の選択肢

だった。
    ルール
「私は神理楽にでも就職しようかと思っている」
 ルール
 神理楽……だって?

「……就職……ね……やめたほうがいいよ」

「え?」

「あんなところにいったら、幸せになれない」

「……阿良々木くんにとって、私の幸せって、何?そんなの、阿良々木くんが決めること

じゃないでしょう」

「そんなの百も承知だ。けれどさ、きっとそこに、きみの望むものはない。きみが得られ

るものはない」

「じゃあ、私の幸せとやらはどこなら見つかるというの?」

「…………」

「私に、幸せになれるような場が、状況が、あるというの?」

「…………」

「それとも、阿良々木くんが私を一生幸せにしてくれるとでも言うの?」

「…………」
                 ルール
「なんて、ね。冗談よ冗談。神理楽は危険なのね。わかった。ちょっと調べてみることに

するわ」

「……ごめんね」

「いいっていいって。私のこと、心配してくれていたんでしょう?でないと、阿良々木く
            かお
ん、あんなにこわい表情、しないものね」

 ……そんなにこわい表情をしていたのだろうか……たまに翼ちゃん、すぐ僕のこと、こ

わいこわいって言うんだよな……。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
180Res/153.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice