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2011/12/24(土) 23:31:53.23 ID:MsIdTHw00
タイミングを読まれている。
ギリギリのタイミングで方向をずらし、鉄矢を回避するトレインを見て、黒子はすぐにそれを察した。
同時に、抱いていた疑念が再び鎌首をもたげる。
やはり、読心能力者。
疑念と言うより、最早確定に近い感覚で、その思考は黒子の頭を支配する。
ではどうするのか。
その考えがまとまる間も無く、トレインの身体が大きく跳躍した。
意表をつかれ、黒子の反応が遅れる。
黒子は咄嗟に、持っていた鞄を前面に出してガードの体勢を取った。
次の瞬間、強烈な衝撃が黒子を襲う。
受け切れない。
黒子は予想以上の衝撃にそう判断し、バックステップでそれを受け流した。
続けて、全体重を乗せた蹴りを繰り出したトレインが着地する。
そのまま、猫の様な俊敏さでトレインが更に前に出る。
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